本当に長い冬
少女期編から少し後の青春期に入ったローラ物語の
一作目です。
ローラは日に日に大きくなり、とうさんのお手伝いも
できるようになってきました。
やがて天候が妖しくなり、秋にも関わらず雪が降り出します。
ローラ一家は町へと移り住みます。
吹雪がだんだん厳しくなり、学校へも行けず、食べ物も少なく
なり辛い日々が続きます。
これだけだとしたら、物語は非常に単調で暗い雰囲気になった
でしょうが、随所に後にローラの夫となるアルマンゾのお話が
入っているので、それぞれの厳しい冬の過ごし方がわかります。
そしてアルマンゾのしっかりとした考え方がとても好きです。
ローラ早くアルマンゾに出会えないかしら?
面白い
シリーズの中で一番ドラマの要素が詰まった本だと思います。 あまりにドラマティックすぎて他の作品とは少し色合いが違うように感じました。 この本だけ岩波で買ったのですが、戸惑ったのは言葉使いが乱暴な印象で、翻訳の谷口さんは素朴な農村の人々の語り口そのままにイメージして翻訳されたとの事ですが、どうしても乱暴に感じてしまって、「かあちゃん」が少し怖い気難しいイメージになってしまい残念でした。内容は突然襲った早い冬、記録的な寒波に街は雪に閉ざされ鉄道も動かなくなり、街の人々は暗く長く辛い冬を少ない食料で乗り越えなくてはならない。 一家がこの試練をどう乗り越えていくのかドキドキしながら読みました。 この物語で初めてローラは未来の夫アルマンゾと出会います。
厳しい環境が人を強くするのか
気温がマイナス40度の世界って想像つきますか。これでもか、これでもかと厳しい状況に追い込まれていくローラ一家や町の人たちの暮らしが、じっくり書かれています。どんなに冬の厳しさや大雪に囲まれようとも、家族が明るく、希望を持って耐えて春を待とうという力強い生き方に救われます。食べ物がどんどんなくなっていく、娯楽もほとんどない、水道電気はもちろんない。そんな中で家族がどうやって春まで明るく持ちこたえていったか。もちろん、この状況に「負けた」人たちもいました。その話も少し(もちろんローラに関係して)載っています。だからなおさら、ローラ一家の強さが引き立つのでしょう。 この本を読むたびに、今の寒さに震えている自分がどんなに甘いか、今の暮らしにまだ何か足りないと思っている自分がどんなに恵まれているかを気づかされます。ぜひ大人にこそ読んで欲しい一冊です。シリーズの中では少し暗いと思うかもしれませんが、一番すばらしいのではないかと思うくらいです。
長い冬
暑い夏のさなか ビッグスルーで 干し草作りをしている父さんとローラ、その池の端でジャコウネズミが 来る冬の寒さに備えて巣の壁を 厚く作り上げている姿を見て 父さんは今度の冬が厳しいと覚悟する。果たして十月に 湖さえ凍る猛吹雪が来る。インディアンサマーのある日、年寄りのインディアンが町にやって来て 猛吹雪が七か月も続くと警告する。一家は大急ぎで町の家へ 家畜も連れて 引っ越す。厳しい寒さの中 家からも町からも 食料や燃料が乏しくなって行って 皆、辛い冬を何とか 乗り切って行く。ようやく五月になって暖かくなり 動いた汽車で 届けられた クリスマスの樽を開ける時のうれしさ、五月のクリスマスのごちそうは 溢れる喜びでいっぱいです。
逆境でも生き抜く強さ
「長い冬」―普段でも厳しい冬だろうに、アメリカ開拓時代、数ヶ月にも及ぶ 長すぎる冬がやってくるのです。 食料も燃料もほとんどなく、パンだけ食べたり―街の人々が協力しあって、 ときには大きな危険をおかして、どうにか生き延びていこうとするさま、 そしてそんな中持ち前の不屈の精神で生活していくインガルス一家の生活が 描かれます。 薪がないからワラを燃やす!!そこまでして、力強く生きていくのです。 どんなに厳しい冬がきてもなかなか困らないであろう現代にこそ、読まれて よい作品だと思います。
岩波書店
はじめの四年間 (岩波少年文庫―ローラ物語) この楽しき日々―ローラ物語〈3〉 (岩波少年文庫) 大草原の小さな町―ローラ物語〈2〉 (岩波少年文庫) わが家への道―ローラの旅日記 (岩波少年文庫―ローラ物語) シルバー・レイクの岸辺で―インガルス一家の物語〈4〉 (福音館文庫)
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